クロス・マーケティングを
よく知っていただくための
株 主 通 信 。
3 月 に 発 生した 東 日 本 大 震 災 や タイ の 洪 水 、欧 州 の 債 務 危 機 など、当 期 は 経 営 環 境としては 非 常 に 厳しい 1 年となりました 。しかし当 社 の 売 上 高 は 4 , 4 2 4 百 万 円 (前 年 同 期比 2 7 . 0 % 増※)、経 常 利 益 は 5 4 4 百 万円(前 年 同 期比 3 3 . 6 % 増※)となり、売 上 高・利 益ともに過 去 最 高 の業績を達成することができました。
様々な「+αのサービス」をラインナップに揃えることで、 提 案 内 容 の 多 様さは 増しています が 、当 社 の 提 案 力も 向 上し、新 規 開 拓 および 既 存 顧 客 の 深 耕ともに 好 調 に 推移しました。これは継続的な人員投資により、企画立案 を行うリサーチャーの拡充や、営業プロセスの仕組化を 実現できたことが大きな要因です。
また、ITソリューション事業を手掛ける株式会社クロス・ コミュニケーションが 当 期 第 3 四 半 期より連 結 子 会 社と なり、連結決算を開始したことにより、関連会社を含め、 経常利益の増加に大きく貢献しました。
代表取締役社長兼CEO
五十嵐 幹
TOP INTERVIEW
01
Cross Marketing 2011/01∼12
2011年12月期の業績について
売上高・利益ともに
過去最高の業績を
達成することができました。
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000
今後の成長への施策について
ネットリサーチ業界は当社を含めた数社に集約が進んで おります。その中で確固たるポジションを築くためにも、 売上高の拡大は引き続き当社の最重要課題となっています。 今まで は ネットリサ ーチという軸 のもとに、+ α の 周 辺 サービスを拡充してきましたが、今後はマーケティング領域 の中で当社の技術・リソースを活かした成長市場への進出 も同時に進めていきます。
具体的には株式会社クロス・コミュニケーションを通じて、 スマートフォンを活用したプロモーション支援を行っていきます。
今までの「ネット+α」というリサーチ領域にプロモーション 領域が加わることで、事業会社のマーケティング機能に対して ワンストップで対応できる範囲が拡大します。
また拠点展開においては、西日本営業所の開設に加えて、 成長市場への進出を目指し、中国の上海にグループ会社を 設立しました(P6参照)。このように様々な成長機会を捉え つつ、積極的な拠点展開を進めていきます。
株主のみなさまへの還元策について
日頃より当社への格別のご支援を賜り、まことにありが とうござ います。今 期 の 期 末 配 当 は 堅 調 な 業 績 に伴 い、 当初予定の1株あたり3.5円から7円へと増配させて頂き、 今期の配当総額は1株あたり10.5円(前期比5円の増額、 配当性向9.7%)となりました。
成長を続けるための投資はしっかりと行いながら、株主 様への配当も中期目標である経常利益10億円時点での 配当性向20%を目指して段階的に引き上げていく予定です ので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
トップインタビュー
売 上 高
経 常 利 益
当 期 純 利 益
2009年
12月期 2010年12月期 2011年12月期 2009年12月期 2010年12月期 2011年12月期 2009年12月期 2010年12月期 2011年12月期 221
330
151 253
408
544
2,761 個別
3,483
4,424
0 100 200 300 400 500 600
0 100 200 300 400
(単位:百万円) (単位:百万円) (単位:百万円)
連結 個別 連結 個別 連結
02
当 社 は 2 0 0 3 年 に ネットリサ ー チ を 主 な 事 業として 会 社 を 設 立しまし た が 、設 立 当 初 は 競 合 企 業 が 多く、 明 確 な 差 別 化を行う必 要 がありました 。
競合各社が自力でモニター数を増やす方針を取る中、 当社は大規模モニターの必要性をいち早く察知し、業界 では異例となる提携戦略による大規模モニターの構築を 実現しました。その後も様々な提携やM&Aなどを活用して、
販売チャネルの多様化、+αのサービスの拡充、プロモー ション支援など、ネットリサーチの領域に留まらず、顧客の ニ ーズ に 則した サ ー ビスを 提 供し規 模 の 拡 大 を 図って まいりました。
顧客のニーズを的確に把握し、必要なサービスを柔軟 かつ早期に提供できることが、当社が継続的に成長を続け てきた一番の理由です。
「ネットリサーチ」から順次サービスを拡大
03
Cross Marketing 2011/01∼12
クロスマーケティングの成長の軌跡
2006年
㈱VOYAGE GROUP (旧 ECナビ)と資本・業務提携
2007年
㈱電通マーケティングインサイト、 ㈱ビデオリサーチと資本提携
2009年7月 ㈱スパイア、 ㈱ネットマイルと 業務提携
2009年 NS-Shop事業 の譲受
2009年 ECリサーチ㈱を 子会社化 2008年
㈱クレディセゾンと提携
2009年
㈱リサーチアンドサーベイを子会社化 リサーチからプロモーションへと
事業領域を拡大
プロモーション
ネットリサーチを補完し、ワンストップを実現する サービスをM&Aなどを活用して拡充
+αサービス
積極的な提携により販売チャネルや リサーチモニターの強化を継続
ネットリサーチ
2003年
会社設立 2008年東証マザーズ上場 2011年西日本営業所開設
2010年
ネットエイジア㈱と 資本業務提携
2011年
クロス・コミュニケーション が営業開始
当社では顧客にサービスを提供する際に、「Cross Drive」 となるソリューションを提供 することを目指しています。 「Cross Drive」とは、顧客のビジネスを促進させるために
必要な最後のピースとなる「最適なソリューション」のこと です。もちろん、この最後のピースは顧客によって様々な 形をしていますので、画一的なサービスでは対応できません。 顧客のニーズを把握し、場合によっては顧客ですら気付 いてない理想の完成形を作り出すために、必要なピースを 自ら描き出し、当社の持つサービスを組み合わせて、その ピースを作り出す能力が必要です。
また 、様々な 形 の ピースを作り出 すた め に は、様々な サービスをストックしておく必要があります。ネットリサーチ から始まった当社ですが、+αのサービス、プロモーション やスマートフォンなど顧客のニーズに対応して開発した サービスもあれば、クラウドビジネスのように、IT技術や企画 力など、社内のシーズ(種)から生まれたサービスもあります。 顧客に本当に必要な「Cross Drive」を提供するために、 ニーズ・シーズから新たな事業創造を続けていく。これが クロスマーケティングの考える新たなる成長への理想の プロセスです。
新たなる成長へ向けて
04
Cross Marketing 2011/01∼12
Promotion
Smart
phone
Cloud
Research
Customer Business
顧客のビジネスを促進する「Cross Drive」の創造
会 社 概 要
(2011年12月31日現在)商
号
所 在 地
代 表 者
:
:
:
株式会社クロス・コミュニケーション
東京都中央区銀座8丁目15番2号
代表取締役社長 五十嵐 幹
資 本 金
主 要 株 主
社 員 数
:
:
:
90百万円
株式会社クロス・マーケティング
27人
株式会社インデックスより譲受けしたモバイル向けソリューション事業と、クロス・マーケティング本体の新規事業
として7月から開始したプロモーション事業の移管/統合により8月1日から営業開始。
モバイル向けソリューション事業
スマートフォンに関するトータルソリューションプロバイダーとして、 スマートフォンを活用したマーケティングや顧客とのコミュニケーション などに取り組む企業の要望を実現します。
インターフェースやユーザビリティーに独特の仕様・ノウハウが 求められるスマホへの移行や、アプリ開発を中心にサービスを提供 するほか、既存顧客のシステム保守や運用サポートも行っております。
Webプロモーション事業
複数のオンラインメディアや、様々な流通網を組み合わせ、O2O(Online to Offline)としてのプロモーションプランを ご提案します。オンラインでの広域なアプローチの後、最適な生活者だけに絞り込んだダイレクトマーケティングの実践や、 広告主のニーズにマッチした新しいプロモーション手法の開発など、幅広いご提案をしてまいります。
マーケティング
収益化支援
セキュリティ TCO削減
顧客ロイヤリティ向上
連結子会社「株式会社クロス・コミュニケーション」
05
上海オフィスの開設
中国上海市にグループ会社である酷络司网络信息科
技(上海)有限公司(本社:中国上海市、蕫事長:五十嵐幹、 総経理:円城寺博)を設立し、2012年3月より営業を開始 いたしました。
ITソリューション事業における中国でのオフショア開発や 中国に進出する日本企業向けのWebサービス等の事業を 行ってまいります。また今後は、さらなる消費の拡大とともに、 マーケティングリサーチの需要の高まりが期待できる中国 において、当社の手掛けるマーケティングリサーチ事業の中国 拠点としての機能を実装していくことで、クロス・マーケティング グループ全体の更なるビジネス拡大に貢献してまいります。
TOPICS
1
クラウドビジネスの開始
社 名
代 表 者::株式会社ユニクラウド橋本孝一
TOPICS
2
上海
スマートTV
スマートフォン タブレット
ノートブックPC デスクトップPC
クロス・マーケティングは、2011年にプライベートクラウドを 活用した社内基幹システムを自社開発し、それらのサーバー運用 に関しても独自で行っていることから、様々なノウハウや経験が 社内に蓄積されています。
昨今、多くのサービス/システムのクラウド化が進む中、当社に 蓄えられた様々なノウハウが、クラウド関連のビジネス機会の創出 につながることから、今回「ユニクラウド」を設立することとしました。 まず、第 一 段として、仮 想クラウドデスクトップ サ ービス 「iDesktop®」の販売を開始いたしました。
TOPICS
06
事業データ
07
Cross Marketing 2011/01∼12
05/12期 06/12期 07/12期 08/12期 09/12期 10/12期 11/12期
0 5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0 1,000
800
600
400
200
売上高の推移
3,483
4,424
310 4,114
544
1,689
2,118
2,433 2,697
2,761
133
400 393 408 340
253
経常利益 (百万円) 売上高
(百万円)
個別 リサーチ事業
個別 連結 ITソリューション事業
売上高 経常利益
リサーチ事業(93.0%)
リサーチ事業は直接販売を中心に成長を継続。提案力の向上により、ネットリサーチとともに周 辺サービスの売上も拡大し、幅広い業界へ新規開拓、既存深耕の双方ともが順調に進捗。間接 販売も中小調査会社、広告代理店に対する新規開拓を進め、安定的に成長を続けております。
ITソリューション事業(7.0%)
※2011年12月は5ヶ月間の業績寄与事業譲渡により2011年8月から事業を開始。既存顧客の引き継ぎ、従業員の移管を滞りなく完 了し、今後の事業拡大に向けた取り組みを進めております。主に、モバイルサイトからスマート フォンへのビジネス移行におけるソリューションを提供しております。
93.0%
08
Cross Marketing 2011/01∼12 4,424 2,851 1,572 1,137 436 112 3 544 7 25 527 199 328 △2 330 3,483 2,055 1,429 1,025 404 6 2 408 − 2 406 185 − − 221 940 797 144 112 32 105 1 137 7 23 121 14 328 △2 109(単位:百万円)
POINT キャッシュ・フロー計算書について
【資産の部】
流動資産 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産
資産合計 【負債の部】
流動負債 固定負債
負債合計 【純資産の部】
株主資本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式
その他の包括利益累計額 新株予約権 少数株主持分
純資産合計 負債純資産合計
(単位:百万円)
(単位:百万円)
増減額
当期(連結) 2011年12月31日現在
前期(個別)
2010年12月31日現在 増減額
当期(連結) 2011年 1月 1日から 2011年12月31日まで
前期(個別) 2010年 1月 1日から 2010年12月31日まで
売上高 売上原価 売上総利益
販売費及び一般管理費 営業利益
営業外収益 営業外費用 経常利益 特別利益 特別損失
税金等調整前当期純利益 法人税等合計 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主損失(△) 当期純利益
当期(連結) 2011年 1月 1日から 2011年12月31日まで
前期(個別) 2010年 1月 1日から 2010年12月31日まで
296 △587 143 △148 404 378 △589 △71 △282 549 △82 2 214 134 △146
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 現金及び現金同等物の期末残高
営業活動によるキャッシュ・フロー
増減額
前事業年度の所得増による当期の法人税等の支払額が284百万円増加 したことで、営業活動によるキャッシュ・フローは82百万円の減少。 投資活動によるキャッシュ・フロー
モバイル向けソリューション事業譲受けによる代金支払(386百万円)が発生。 財務活動によるキャッシュ・フロー
モバイル向けソリューション事業譲受けのための長期借入資金(236 百万円)を調達。
POINT 損益計算書について
売上高
震災の影響による売上減を吸収し、過去最高の売上高を達成。新規 開拓や既存顧客の深耕が好調に推移。クロス・コミュニケーションの 連結子会社化も寄与。
経常利益
連結決算開始に伴う持分法投資損益として営業外収益104百万円を 計上し、経常利益は前年同期比で33.6%と大幅に増加。
1,638 1,193 51 464 678 2,831 849 157 1,005 1,808 271 221 1,469 △153 △0 1 16 1,826 2,831 1,472 757 97 327 334 2,229 747 − 747 1,480 267 217 1,071 △76 0 3 − 1,482 2,229 166 436 △46 137 344 602 102 157 258 329 4 4 398 △77 △0 △1 16 343 602
貸借対照表(要旨)
損益計算書(要旨)
この株主広場は、株主のみなさまと当社をつなぐコミュニケーションコーナーとして育ててまいります。
株主広場
09
Cross Marketing 2011/01∼12
西日本営業所のご紹介
クロス・マーケティングは、顧客の増加に伴い、中部圏以西の対応力 向上のため、2011年1月に西日本エリアでの営業拠点を立ち上げました。 現在は7名の体制で営業活動を展開しています。
社内イベントのご紹介
クロス・マーケティングでは社内のコミュニケーションの活性化が、組織力の強化につながるとの考えのもと、 様々なイベントを開催しています。
2011年度社員旅行
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ビル4F (代表)TEL:06-6451-1260/FAX:06-6451-1261
2011年度忘年会 2012年度期初方針説明会
福島
東海道本線 阪神電鉄本線
大阪環状線
東西線
御
堂
筋
地
下
鉄
御
堂
筋
線
新
御
堂
筋
地
下
鉄
谷
町
線
福島
大阪 梅田 西梅田
北新地 梅田
株式会社クロス・マーケティング Cross Marketing Inc.
〒104-0061
東京都中央区銀座8丁目15番2号 銀座COMビル6F
2003年4月1日 2億7,132万円 3629
(単体)191名、(連結)218名 03-3549-0222(代表) 03-3549-0328(IR窓口) 03-3549-0230(営業窓口) 03-3549-0221
http://www.cross-m.co.jp/ リサーチ事業、ITソリューション事業
五十嵐 幹 人見 茂樹 御正 司 石黒 裕基 沖 明 内田 輝紀 田原 泰明
株式会社クロス・コミュニケーション http://cross-c.co.jp/ 1,404,000 430,000 145,100 115,000 95,000 80,000 80,000 65,000 61,600 60,200 46.37 14.20 4.79 3.79 3.13 2.64 2.64 2.14 2.03 1.98
社 名
所 在 地
設 立
資 本 金
証 券 コ ー ド
従 業 員 数
T E L
F A X
U R L
主 な 事 業 内 容
代表取締役社長兼CEO 取 締 役 C F O
取 締 役
取 締 役
監査役(常 勤)
監 査 役( 非 常 勤 ) 監 査 役( 非 常 勤 )
社 名
U R L
持株数(株) 議決権比率(%) 五十嵐 幹
株式会社 VOYAGE GROUP
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 人見 茂樹
野村信託銀行株式会社(投信口) 株式会社電通マーケティングインサイト 株式会社ビデオリサーチ
五十嵐 史子
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 山 晴生
10,560,000株 3,243,600株 502名 発 行 可 能 株 式 総 数
発 行 済 株 式 総 数
株 主 数
イーシーリサーチ株式会社
社 名
株式会社リサーチパネル
http://company.research-panel.jp/
社 名
U R L
株主名
個人・その他 65.34%
所有者別
所有株数別
※ ※ ※
※会社法第2条第16号に定める社外監査役です。
自己名義株式 6.66%
金融商品取引業者 0.30%
その他の法人 18.21%
外国法人等 0.15%
金融機関 9.33%
5∼9単元 1.23%
100∼499単元 6.09%
500∼999単元 15.47%
1,000∼4,999単元 27.94% 5,000単元以上
43.29% 5単元未満
1.49%
10∼49単元 3.90%
50∼99単元 0.59%
株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント http://www.rad.co.jp/
社 名
U R L
(注) 当社は自己株式216,076株を保有しておりますが、上記「大株主」から除いております。 (注) 議決権比率は、自己株式(216,076株)を控除して計算しております。
2011年12月31日現在